古民家にたたずむ小林さん
トイレやお風呂など水回りは予算の関係で手つかずのままになっているが、自身でできることは一通り終えた。
玄関にはフランス語で隠れ家を意味する看板「Cachette黒川」を掲げ「誰かがこの古民家を活用し地域の活性化につなげてほしい」と積極的にSNSで情報発信をしている。
「若いころから木曽路ファンでした」という小林さんは松本市の出身。公務員として県内各地を回り、48歳の時に黒川へ新居を構えた。58歳で早期退職した後はガソリンスタンド、清掃員、給食員など数々の職業を経験。余暇には、趣味の米作りやブルーベリー栽培など自然を相手に生活を楽しんでいる。
黒川は自然が豊かで道祖神など貴重な文化財も多い。ぜひ観光面での活用を考えてほしいと願う。
議会の視点 開田高原や高山方面への通過車両が多いので、地域の魅力発信が重要と考える。