ここが知りたい 質疑
議案審議

一般会計当初予算

歳入歳出 108億8000万円
議案の内容 木曽町一般会計当初予算の総額を歳入歳出それぞれ108億8000万円と定めるもの。
総務課
洪水ハザードマップの内容は
 新事業の洪水ハザードマップ作成委託料の内容は。
 水防法により浸水想定区域の新たな指定があった場合、ハザードマップを作成し住民に周知することとされている。令和4年に木曽川以外の支流8河川が指定されたためマップを作成し全戸配布する。
 防災計画の見直し改定の状況は。
 県では地震防災対策強化アクションプランの策定を踏まえ、防災計画を見直している。今後、町の計画にも反映し防災会議に計画案を諮り改定する。
 自治体システムの標準化への移行について、国からの補助金で全て賄えるのか。補助金の範囲内でやっていくのか。
 対象20業務から漏れる水道業務関係システム統合などの経費はみていただけない。中間アクセスネットワークなど対象外部分は町負担となる。
令和3年の豪雨災害で木曽川の護岸が流失した上町地区
企画財政課
北海道美瑛町との食材交流事業とは
 日本で最も美しい村連合に加盟している北海道美瑛町との食材交流事業とは。
 開田高原のトウモロコシとスンキ、美瑛町のジャガイモなどを給食食材として交換しながらPRも含め取り組みたい。
 新事業のレゴワークショップは地域の人を巻き込みながら交流促進につなげることを考えているのか。子どもたちの対象年齢は。
 今まで6年かけて人口分析調査をしてきた。分析だけで終わらせず継続してみんなで考えることが大事で、一つの方法としてレゴワークショップを新年度に取り入れる。小学4年から6年生を対象に、子どもたちがどんなまちづくりを考えているかヒントにしたい。
 地域資源研究所として乳酸菌の新商品開発や産業の活性化など、次のステップに向かうことが必要と思うが。
 新年度から所長の滞在が増えるため一緒に企業訪問をしながら商品作りを進めたい。
 現地決済型のふるさと納税導入について、その内容は。
 返礼品の数の伸びがなくなってきたため、ゴルフ場や宿泊施設に来ていただき納税してもらうことを進めていきたい。
 地域おこし協力隊は新年度半数になるが理由は。
 現在11名だが3月末7名、6月に1名の任期満了者がおり、新年度は1名募集する。
 今まで委託型の採用だったが委託型の見直しか他の理由か。
 委託型は個人の事業を優先させていたが、今後は林業関係など政策の情報発信や地域活性化をやってもらいたい。
イベントで特産品を販売する協力隊員
町民課
教員住宅の活用は
 児童生徒数も減り教職員も減少するが余剰になる教員住宅の活用は。
 今後、余剰する教員住宅は、関係団体と賃貸住宅などで活用できないか検討していきたい。
 教員住宅の数は。
 44棟68戸中47戸に入居している。
 公営住宅に改修が必要な空き部屋があるが住宅改修事業を充てるのか。
 湿気の問題で使用できない部屋が複数ある。今回の予算に計上していないが、令和6年度補正予算で試験的に1戸を改修し良好であれば他も検討したい。
保健福祉課
出産宿泊費助成とは
 母子保健事業の出産宿泊費等助成金の説明を。
 妊産婦支援とし、木曽町に住所がある妊婦に対する遠方の分娩施設を利用する際の交通費等の支援である。(移動に要した往復分の交通費の8割を助成)。
 みたけ・ひよし両診療所で常勤する医師の体制は。
 医師は、みたけ診療所にある医師住宅に居住し、町職員として勤務する。
 月曜日から水曜日が三岳、木・金曜日を日義で診療する。また、木曽病院からの派遣医師による月1回の診療も見込んでいる。
医師が居住する三岳診療所
建設農林課
都市計画の内容は
 新規事業で都市計画の一般経費の内容は。
 立地適正化計画を国の社会資本総合交付金を活用して7年度と8年度にかけて調査する。
 幹線道路でも舗装が悪いので修繕の要望事項がかなり出ている。大きな舗装改修は本庁の建設ということだが、今後どう進めるのか。
 道路の状況は経年劣化等もあり、車両損害などが起こっている。
 路盤自体が非常に悪い状況もあり、予算の5100万円は各地区の管内で条件の悪いところをリストアップし財政部局と現地調査しながら予算を立てた。今後もリストを把握して各地区から要望を見ながら徐々に整備していきたい。
 支所の職員が穴埋めなどしているが、間に合わないところは集中して補修した方がよいのでは。
 予算の関連付けは当課が集約し可能な限り実施したい。
観光商工課
索道リニューアル工事とは
 ロープウェイのセンターハウスの解体と外構工事1億6282万円の内容は。
 2か年を予定しており、令和7年度は現在のセンターハウスの内部解体を8月から11月、令和8年度にセンターハウスの外部の解体と周辺の従業員宿舎の解体と外構工事を予定している。
 木曽福島スキー場とおんたけロープウェイの索道のリニューアル工事の内容は。
 木曽福島スキー場は第一トリプルリフトのワイヤーロープの交換と制御装置の更新である。おんたけロープウェイは支柱の第19から24号の交換と山頂駅舎の手すりを設置する。
支柱交換などが行われるおんたけロープウェイ
 福島観光施設整備事業で施設備品購入の源泉配達用タンクローリー車購入1170万円に補助金は出るのか。
 過疎債の活用で対応する。
老朽化した二本木温泉の源泉運搬用タンクローリー車
支所
やまゆり荘 3800万円の内容は
 御嶽明神温泉やまゆり荘の3800万円の内容は。
 2000万円は浄化槽及び大露天風呂の修繕。1800万円は指定管理料で3年間支出。
 ウェルネスラボで使用している大広間や浴槽などの場所はどう使われるのか。
 指定管理会社とラボで協議して決定していく。
 御嶽ビジターセンター「さとテラス三岳」が直営となった経緯は。
 地域NPO、道の駅、火山マイスター、噴火研究所の連携を模索するため1年間の検討期間を設けた。
環境水道課
自然エネルギーの推進は
 自然エネルギー推進事業はどう進められるのか。
 補助金を多くすれば事業が進むわけではないので市場調査、木推協との連携を図りながら、PRも充実させ事業を進める。
子育て教育課
開校時に校歌 間に合うか
 中学校統合にあたり、校歌を作っているようだが開校時に間に合うのか。
 令和5年から校歌部会を立上げ進めており、おおむね夏休み明けぐらいに形にしていく。練習時間も作りつつ、8年4月には新しい校歌が歌えるように進めている。その他の課題については、PTAの組織や教材の内容、生徒間の交流についても詰めの段階に入っている。
 文科省には学校の大規模改造の整備資金に充てる学校施設環境改善交付金がある。整備のため活用しては。
 交付金、補助金を確保しながら優先順位を付けて施設整備を進めていく。三岳小学校では本年より1―2年が複式学級となっている。開田小学校では来年度より1―2年、3―4年が複式学級となる。利用する教室も限られてくることもあるので優先順位を付け整備していきたい。
今後、複式学級が予定される開田小学校
 民間の資格ではあるが防災士の方が町には31名いる。町内各所にある避難所の運営にお手伝いしていただいたらどうか。
 木曽福島地域では防災士委員会が発足しており、その活動内容の検討も行われている。今後、町も連携し進めていきたい。
 ICT支援事業の600万円の内容は。
 GIGAスクールサポート事業の委託費と主に教職員のためのICT支援員の委託費で2つの委託になる。
音楽祭に福島以外の参加促進を
 木曽音楽祭に関して、もっと福島地域以外の方の参加を促せないか。
 ディレクターも新しくなり、地元の方々に興味を持っていただくための取組みを行ってきている。
 温水プールの指定管理料が4300万円と高額になっているが、指定管理者とは金額について話されたのか。
 話し合いは行われており、物価の高騰や人件費、燃料費等の高騰を鑑み指定管理料を上げた。学校プールとしての役割もあるが、もっと多くの方の利用を進めることも検討している。
より多くの利用が望まれる温水プール

一般会計補正予算

トイレトレーラーの活用は
 特別交付税等で購入するトイレトレーラーの活用はどのように考えているか。
 19号沿いで設置しやすい木曽町相撲場を想定している。移送に経費もかかるため、平時に移動しての活用は難しい。相撲大会等で広く住民の皆さんにも利用いただきながら広報等で周知していきたい。

条例改正

木曽町消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例
補償基礎額の最低額9700円
議案の内容 木曽町消防団員等公務災害補償条例の補償基礎額について、最低額9100円を9700円に改めるもの。そのほか別表の通り改定する。施行期日は令和7年4月1日。
木曽町消防団員等公務災害補償条例 (単位:円)
階級 勤務年数
10年未満 10年以上
20年未満
20年以上
団長及び副団長 12,900
(12,500)
13,700
(13,350)
14,500
(14,200)
分団長及び
副分団長
11,300
(10,800)
12,100
(11,650)
12,900
(12,500)
班長及び団員 9,700
(9,100)
10,500
(9,950)
11,300
(10,800)
備考:( )内書は現行の補償基礎額
木曽町非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例
年数を30年から35年以上に引き上げ
議案の内容 消防団員の退職報償金について、勤務年数を30年以上から35年以上に引き上げるもの。詳細は別表の通り。施行期日は令和7年4月1日。
木曽町非常勤消防団員に係る退職報償金 (単位:千円)
階級 団長 副団長
(本部長)
分団長 副分団長 部長
班長
副班長
団員



31年 999 929 869 829 754 709
32年 1,019 949 889 849 774 729
33年 1,039 969 909 869 794 749
34年 1,059 989 929 889 814 769
35年
以上
1,079 1,009 949 909 834 789
木曽町国民健康保険税条例の一部を改正する条例
協議会からの答申受け税率を改正
議案の内容 木曽町国民健康保険事業に関する協議会からの答申を受けて別表の通り税率を改正するもの。施行期日は令和7年4月1日。
木曽町国民健康保険税条例
(1)医療分
区分 改正後 現行
所得割 5.9% 5.8%
均等割 21,500 円 21,000 円
平等割 21,500 円 21,000 円
(2)後期高齢者支援金分
区分 改正後 現行
所得割 2.5% 2.4%
均等割 9,500 円 9,000 円
平等割 8,500 円 8,000 円
(3)介護納付金分
区分 改正後 現行
所得割 2.25% 2.2%
均等割 9,500 円 9,000 円
平等割 7,400 円 7,000 円

工事請負契約

木曽町相撲場本土俵改修工事
選手入場口の勾配変更239万円
議案の内容 本土俵に4か所ある選手入場口について、勾配がきついため緩やかにするための工事増額分。
契約変更額 2億1469万円(変更前額2億1230万円)
契約相手 吉川・尾崎特定建設工事共同企業体

財産無償譲渡

上田小学校校舎等を無償譲渡
無償譲渡の相手は㈱ツミカサネ
議案の内容 上田小学校の校舎(管理棟、校舎棟、体育館、給食室など)及び職員宿舎について、無償で㈱ツミカサネに譲渡するもの。同社は建物を改修して、内装材合板工場として使用する予定。
内装材合板工場として活用される上田小学校校舎など

物品購入契約

教師用教材・生徒用デジタル教科書等
デジタル教科書など717万円
議案の内容 教科書の改訂に伴い教師用指導書や指導教材、生徒用デジタル教科書を購入するもの。
契約金額 717万円
契約相手 ㈲やま路書店
契約方法 随意契約

報告

放棄した私債権の報告
アスモグループ㈱への債権を放棄
議案の内容 木曽町スキー場等運営基金管理規程による貸付金について、令和7年1月15日付けで裁判所の破産免責決定がなされ、債権を回収する見込みがないため放棄するもの。
債務者 アスモグループ㈱
放棄した債権の額 3億1868万円(このうち1億8100万円は、もともとアスモが所有していた資金です)

指定管理者の指定

木曽駒森林公園及び木曽駒オートキャンプ場の指定管理者の指定
㈱TREE RINGに決定
 三者から応募があった。選定に至った評価は何か。
 町からの投資を必要としない、老朽化した施設も自分たちで改修するという点が評価された。SNSを最大限に活用した認知度の向上・誘客や、教育機関との連携で環境学習や体験学習の場として活用する予定がすでにある点も選定のポイント。自然豊かな森林公園のポテンシャル(発展可能性)が非常に高いということが示された。審査委員の大多数の意見によってこの業者に決定した。
 自然環境を守るためにも利用料は有料にする考えはあるか。
 プレゼンテーションで条例にある通り完全予約制にして有料で運営したいと回答があり選定時の評価につながった。
 選定に至らなかった二者との連携等は考えているか。
 連携や雇用を図っていきたいという返答である。自然環境を保全すること、地元雇用を図ること、また地元事業者との連携を図ることを結果通知に付記した。
 自然豊かな木曽駒高原の環境や景観が損なわれることのないように配慮していただくことや地域住民とのコンセンサスをとることをしっかり伝えてほしい。
 地元説明会を開くように促すなど、そういう懸念をしっかり伝えたい。
 審査委員が選定する際に町としてのルールを検討する考えはあるか。
 検討していきたい。
 地元の企業や団体から陳情も出されているが治安の悪化、閑静な環境の喪失、水質汚染が心配される。直営にして1年間委託してはどうか。
 指定管理者として募集・選定したので指定管理とする。指定管理は民間経営に任せるもので条例の範囲内で経営する以上、町が経営を縛るものではない。心配されるようなことが認められればしっかりと注意・指導していきたい。懸念があることは事業者に伝えたい。なお、既に町の経済・雇用等に貢献している事業者であると評価している。
 住民説明会、水質検査を実施する考えはあるか。また、町からの指示に従わない場合は契約の打切り等をする考えはあるか。
 事業者が説明すべきと考えている。水質検査は必要に応じて実施していく。3年後の選定委員会では現在の指針をしっかりとルール化して選定できるようにしたい。
㈱TREE RINGが指定管理者になる木曽駒森林公園
御嶽明神温泉やまゆり荘の指定管理者の指定
豊実精工㈱に決定
 豊実精工は下呂市小坂町で日帰り温泉「ひめしゃがの湯」を経営している。土日と祝日のみの営業と聞いているが、やまゆり荘もそうならないか心配している住民もいるが。
 施設の老朽化や湯量の減少、近隣に日帰り温泉が増えたこと、マイアスキー場の入込が減っていることなどにより入浴客が減っている。毎年入湯税を差し引いても3000万円余りの税金を投入している現状では、温泉を継続させることが一番と考えている。
 食堂はどうなるのか。また、入浴料は今まで通り町民割引のような制度が維持されるのか。
 食と温泉はセットという考えなので、食堂は継続していただけるものと考えている。入浴料も今のところ現状のままだと思われる。
炭酸性水素塩泉で茶色くなったやまゆり荘の内湯
玄関の右手にあるやまゆり荘の食堂

町の指定管理施設等一覧

3月会議で町の指定管理施設のうち令和7年度に新規及び更新するものは次の通りです。
指定管理期間:3年間(令和7年4月1日~令和10年3月31日)(注)★は5年間(~令和12年3月31日)
名称 指定管理団体
木曽町障がい者支援施設 木曽町地域活動支援センター 社会福祉法人木曽町社会福祉協議会 会長 邑上 豊美
駅前駐車場、上塩渕駐車場、万郡駐車場、
旭橋横駐車場、上町駐車場、大手町駐車場
一般社団法人木曽おんたけ観光局 代表理事 三邨 佳之
広小路プラザ 同上
★ヤボラ1号館 古岩井フードサービス 代表 古岩井 誠
義仲顕彰館 ふるさと広場 ㈱日義特産 代表取締役 海老澤 将
木曽駒森林公園 木曽駒オートキャンプ場 ㈱TREE RING 代表取締役 井口 智明
御嶽明神温泉やまゆり荘 豊実精工㈱ 代表取締役 今泉由紀雄
★木曽町温水プール ㈱フクシ・エンタープライズ 代表取締役 福士 朝尋
 町の指定管理施設は昨年12月の17件に今回の8件が加わり25件になります。なお、御嶽山ビジターセンター(さとテラス三岳)は、7年度は直営になります。

同意

人権擁護委員の任命
人権擁護委員に浦島うらしま 公登きみと
議案の内容 人権擁護委員に浦島公登氏(開田高原)を推薦するもの。
 任期は令和7年7月1日から令和10年6月30日までの3年間。
浦島公登氏(開田高原)
浦島うらしま 公登きみと
(開田高原)

請願

「持続可能な学校の実現をめざす意見書」採択を求める請願
請願の内容
 教職員の負担軽減など学校の働き方改革推進
提出者 木曽町教職員組合 和田泰斗
紹介議員 原田徹哉
付託委員会 社会文教常任委員会
審査結果 採択(全会一致)

発議

発議の内容
 持続可能な学校の実現をめざす意見書の提出
提出先 文部科学大臣ほか
発議の内容
 木曽町議会個人情報保護条例の一部を改正する条例
改正事由 法律の改正に伴い所要の改正を行うもの
施行期日 令和7年4月1日
発議の内容
 県立木曽病院での分娩継続及び麻酔科医・産科医の確保を求める意見書の提出
提出先 長野県知事、長野県議会議長ほか
麻酔科医や産科医の確保が求められている県立木曽病院
麻酔科医や産科医の確保が求められている県立木曽病院