一会計年度における市の収入・支出の見積もりのことです。また、併せて、将来数年間にわたり金銭債務を負担する行為等についても見積もりをします。予算は市長が作成して議会に提出し、議会で可決されることにより成立します。
反 R6年度に続き20億円を超える基金を取崩す予算編成であるが、現在74億5千万円もの多額の基金を債券運用している。基金の保有状況も踏まえた予算編成とするべきであり、現在の状況と市の説明が、法律で定める「確実かつ効率的な運用」であるのか疑問。財政運営に対して極めて大きな不安があると言わざるを得ず、予算審議自体が困難。また、一中跡地施設整備検討業務委託等の事業予算について、概算費用や事業の全体像等が検討中と審議に必要な説明が示されず、極めて拙速かつ場当たり的な予算計上と言わざるを得ないことから、反対する。
賛 土地開発公社の負の遺産を緊急防災減災事業債や緊急自然災害対策事業債を活用して、実質的に削減していること、基金の運用により金利収入を得ていること、都市計画税の課税範囲の拡大や、し尿処理の広域化により新たな財源を確保し、市民の足を守るためのおりひめバスの導入など総合的に勘案して、賛成する。また、予算執行について、市民のためにスピード感をもって仕事をしていると考える。ただし、事業実施に際して、設計の実施や概算費用を明らかにすること。また、比較検討を実施した上でスピード感を持ちつつ着実に事業執行するよう求める。
賛 5つのまちづくりの目標に沿って、市民の暮らしの質を高める内容であり、見守りおむつ定期便事業など、切れ目ない子育て支援だと考える。その他、プライベートカーテンの設置や、給食費無償化の対象拡充等、未来を担う子どもたちを大切にする予算編成に評価する。一方、市役所耐震化に伴う今後の執務室移転等、全体像が分かりづらく感じたため、全体の計画を示して確認しながら事業を進めるプロセスを大切にすることを求める。また、みらい学園開校後に生じる課題に対し、子どもと保護者・教員の声を聞き取り、柔軟に対応するよう求める。
賛 子育て世帯の支援となる妊産婦タクシー利用支援事業等に期待する。30人以下学級の拡充、切れ目ない市民の移動手段確保や、市民ニーズに合わせて改善を図った北部巡回バス、ハラスメントの相談窓口を外部にも設置することに評価する。一方、地域公共交通計画や防災拠点の整備事業、ハラスメント対策の制度設計等に対して要望する。また、星の里いわふねシャワーブース設置可能性調査等にロッジのシャワーブースも防災機能強化として改修することは、立地の危険性や指定管理者決定理由の中に自主事業提案として改修が含まれていることから、認められない。
賛 教育および子育て環境等の充実に向けた施策が含まれており、概ね評価できる。一方で、地方債の発行等にあたっては公正性と透明性を確保し、最小限に抑えた将来世代への負担、長期的な視点で計画的な財政運営の推進を要望する。また、各事業の維持管理について十分な情報提供が求められるため、議会での議論に加えタウンミーティング等を積極的に活用し、市民との対話を一層推進するよう求める。大阪・関西万博を契機として、姉妹都市交流事業をはじめ、親交のある国や都市との関係を一層深めるとともに、国内外に本市の魅力を積極的に発信することを強く要望する。
賛 大阪府初の30人以下学級を小学校2年生へ拡大や、小学校屋内運動場空調設備など、子どもたちの教育環境を大切にしていく取組みに評価する。また、物価高騰により市民生活が厳しい状況のなか、給食費無償化の拡充、下水道基本料金の減免等、家計を守る施策の実現は安心・安全なまちづくりにつながる予算である。市民が安心して心豊かに暮らせる街づくりを目指し、将来を見据えた財政運営をもって、個々の施策に対して丁寧に取組むべきと考える。党として、課題解決に向け全力で取組み「交野市に住んでよかった」と感じてもらえる施策を前に進めていく。
賛成11:反対2(議長他1名除く)で賛成多数により可決しました
(賛否の状況は、2ページ参照)