大目富美雄

大目おおめ 富美雄ふみお

国定公園指定を地域の活性化に

観光商工課長 観光局と連携深め取り組みたい


 御嶽山周辺地域が年度内に国定公園に指定される見通しになった。国定公園と国立公園の違いは。

観光商工課長 国立公園は国(環境省)が管理する。一方、国定公園は都道府県が管理することになる。

 国定公園になるとどんなメリットが考えられるか。

観光商工課長 一番は財政的な国の支援。補助金を活用し登山道や山小屋をはじめ受け入れ環境の整備ができる。また、特別保護区の設定により貴重な自然環境を保全できる。御嶽山の知名度とブランド価値が向上してインバウンドをはじめとする誘客が可能になる。

 国定公園の指定を観光産業など地域づくりにつなげ活性化を図るべきでは。

観光商工課長 自然体験プログラムや文化、歴史など地域資源を大切にした観光商品を提供すべきと考える。観光局の役割がとても重要になると思うので、一層連携を深めて取り組みたい。

国定公園に指定されることになった御嶽山
国定公園に指定されることになった御嶽山

薪割り機

 木材エネルギーの活用推進のためにペレットストーブや薪ストーブなどに対して、最大40万円の補助金を交付している。薪割り機の購入に対しても一定の補助をすべきでは。

建設農林課長 薪ストーブを導入したユーザーにアンケート調査を実施している。その結果を踏まえて検討したい。

鳥獣被害防除

 サルやイノシシなど有害鳥獣被害が増えている。町では防除施設(電気柵、ネット、フェンス等の資材)に対して限度額5万円の補助をしているが、諸物価が高騰していることに鑑み増額すべきでは。

建設農林課長 物価上昇も考慮しながら、補助制度全体の見直しも含め検討したい。