今回の視察は1泊2日となり立ち入り禁止場所以外をほぼ視察させていただいた。最東端の地の碑、忠魂の碑、母島から移り住んだ島民の方の墓地、戦没者慰霊碑、亡くなられた隊員の方の慰霊碑等があり、また、国境離島の役目もあり自衛隊の方々が守って下さっている。大変感謝申し上げたい。
今回新しい桟橋ができたことでこれから、この島が大きく発展するための礎となる。港湾監視レーダーの設置状況、陸上自衛隊の12式地対艦ミサイル射撃訓練基盤整備事業予定地や希少種のアジサシ4種の繁殖時期と重なり多くの雛も確認できた。前回の時に岸壁を作るコンクリートプラントがあった所が整地され、大きな空地になっていた。今後事業が開始されるレアアース基盤整備事業の予定地になるのではと考察。隊員の方々から貴重なお話しを伺う。生活面、精神面などで隊員・気象庁職員は短期任期となるが隊長は1年任期とのこと、隊員自身が食事を作り、水は淡水化装置を稼働、飛行場の維持管理、ゴミの回収や海岸漂着ゴミ問題・熱帯地域ゆえの制限なども沢山あった。桟橋ができ燃料搬入が容易になり国境離島としての巡視船等の給油も可能になる。今後小笠原村にとっては大変有意義な場所になると確信できた視察でした。