令和2年度一般会計予算を可決しました!


<予算とは?>

 一会計年度における地方公共団体の収入支出や、将来にわたり金銭債務を負担する行為等を見積もった計算書等であり、一定の形式により長が作成して議会に提出し、その議決を経ることにより成立するものです。


<本会議(3月27日)での反対・賛成討論の内容>


予算案に反対

 ゆうゆうバス廃止に伴う代替案では、民間バスが残る確約もない。ゆうゆうバスの路線補完や持続可能な運行ができるよう配慮した地域公共交通計画を策定すること、利用者の方の声を聴いたうえで、歩行可能な距離基準を別途定め、外出支援策を打つことを要望する。星田北土地区画整理事業、小中一貫校の建設、庁舎整備等、100億を超える予算に対して、その多くが市債で賄われ、将来世代に大きく負担を残すことになる。庁舎整備に関しては、敷地の見直し等できる限りコストを下げるよう努力し、小中一貫校の建設については、再考することを求める。以上のことから、反対する。

 令和2年度一般会計予算案は、ゆうゆうバスを廃止するということを含んでいるため反対する。

 ゆうゆうバスを4月で廃止すれば、身近に利用できる交通手段がなくなる方を残したままになり、審議会の結果やパブリックコメントの声を無視することは認められない。
 新しい小中一貫校の施設や運営、工事期間中の通学の在り方なども、保護者や地域住民の納得がないまま、基本設計を進めていくべきではない。庁舎の移転、建て替えでは、新庁舎への交通手段の充実が必要不可欠であり、青年の家の利便性、地域での避難所であることも踏まえて、現在の施設を継続することも含め、再度検討すること。身近な市こそが市民の暮らしを守り、福祉の増進を図るという、地方自治体本来の市政運営を進めることを求め、反対とする。


予算案に賛成

 地域経済の後押し、教育環境の充実、市民福祉の向上に重点を置かれた予算編成となっており一定評価する。新たな福祉施策については、より市民に適した外出支援施策となるよう要望を申し添える。市民から預かった税金を1円たりとも無駄にすることなく、最小の経費で最大の成果を上げていただくようお願いし賛成する。

 昨年度と比べて、新年度予算案は増加した予算案になっているが、厳しい財政状況の中、一定理解できる予算編成になっている。財政運営においては、持続可能な財政運営の確保のための財政規律と財源確保策を検討していただきたい。また「ゆうゆうバス」に代わる新たな「高齢者・障がい者等外出支援事業」については、1つ、路線バスの持続可能な運行体制に向けて多様な利用促進方策を進めること。2つ、地域、交通事業者等と連携し、持続可能な地域公共交通体系の実現を目指すこと。3つ、新たな外出支援制度の市民への周知徹底と施策の効果検証を行うこと。以上申し添えて、賛成する。

<採決の結果>

賛成9対反対5で賛成多数により可決
(賛否の状況は、2ページ下段参照)