宮城県柴田町と大和町議会視察

清水 良一

 地方議会は日本の民主主義の基盤ですが、最近は投票率の低下や議員のなり手不足が問題となっています。このため、多くの地方議会は活気ある議会を目指して改革に取り組んでいます。今回は、早くから改革を進めている宮城県の柴田町と大和町を視察しました。
**柴田町と大和町の取り組み**
 柴田町では、決算審査や予算審査にワールドカフェ形式を取り入れ、議員間の討議を活性化しています。この形式は、住民とのコミュニケーションにも利用され、多様な意見を町政に反映させています。これにより、住民の参加意識が高まり、議会の透明性も向上している様です。
 大和町では、令和3年から「これからの大和町議会のあり方ゼミナール」を始め、多様な職業の市民が参加しています。この取り組みにより、町民の議会に対する理解が深まり、報酬のアップも影響して立候補者が増加しています。ただし、主に時間に余裕のある自営業や経営者が中心で、多様性には限界がある様です。
 議会に多様な世代や職業の男女が参加することが、住民と共に開かれた議会を作る鍵です。単に報酬を上げて拘束時間を増やすだけでは、プロ化が進み多様性が失われる恐れがあります。最低限の拘束時間を設け、リモート参加や開催時間の見直しを行うことで、子育て中の女性や他の職業を持つ人々が挑戦しやすい環境が整えられるのではないでしょうか。
 どちらの町でも、住民との意見交換の場を設け、コミュニケーションを活発にすることが民主主義を発展させる大きな一歩だと感じました。

大和町議会
大和町議会