令和3年度 決算の概要


依然としてコロナの影響が色濃く反映

 今定例会では、令和3年度の市各会計(一般会計、6特別会計及び3公営企業会計)決算の報告を受けました。
 一般会計では、歳入が、2年度の1人当たり10万円の特別定額給付金に係る給付事業費補助金等により増加していた国庫支出金が大きく減少したことなどにより約224億6千万円減少し、歳出は、子育て世帯臨時特別給付金などの扶助費や市内飲食店への協力支援金などの物件費が増加したものの、1人当たり10万円の特別定額給付金の給付がなくなったため補助費が大きく減少し、総額で約257億4千万円減少しました。実質収支額では約55億円の黒字となり、2年度より更に増加しました。
 財政力指数は低下しましたが、経常収支比率は普通交付税の追加交付などにより大きく改善されました。
 また、特別会計では、6会計全てで黒字または収支均衡の決算となりました。
 公営企業会計では、2年度からは縮小したものの、引き続き病院事業会計において収益的収支で純損失が発生しました。


一般会計・特別会計(単位:千円)
会計別/区分 歳入決算額 歳出決算額 形式収支額 翌年度に繰り
越すべき財源
実質収支額
一般会計 157,487,848 151,165,432 6,322,416 822,419 5,499,997
特別会計 79,976,955 78,815,992 1,160,964 165,713 995,251
合計 237,464,803 229,981,424 7,483,380 988,132 6,495,248
公営企業会計(単位:千円)
会計別/区分 総収益 総費用 当年度純利益
(△は損失)
水道事業会計 8,789,841 7,662,399 1,127,442
下水道事業会計 8,195,715 7,583,851 611,864
病院事業会計 2,396,933 2,441,988 △45,055
財務分析
区分 3年度 2年度 元年度 30年度 29年度
財政力指数(3カ年平均) 0.745 0.768 0.771 0.771 0.765
経常収支比率(%) 91.1 97.4 99.7 100.8 100.7
財政力指数……地方自治体の財政上の能力を示す指数。大きいほど財政力が強く、1を超えると普通交付税の不交付団体となる。
経常収支比率…財政構造における弾力性を判断するために用いるもの。この比率が高いほど、義務的性質を持つ経費以外に使える財源に余裕がないとされている。