令和8年3月定例会では、請願第1号「若草中学校区学校規模適正化計画についての合意形成の徹底等に関する請願」が採択されました。
若草中学校区学校規模適正化計画は、少子化などに対応し、鼓阪小学校と佐保小学校の統合を軸に、新校舎建設や通学方法などを検討するものです。請願は、児童・保護者・地域住民との合意形成が不十分なまま同計画が進められていることへの不安から、令和7年9月定例会に提出され、観光文教委員会で審査が行われてきました。同委員会では、情報提供の在り方や通学の安全、地域住民が参加しやすい意見交換の場づくりなどが議論され、「合意形成に課題が残る」として請願を採択すべきものと決定されました。
本会議では、統合準備が進む中での採択は計画の遅れや財政負担(国からの負担金の減額)につながるとして、慎重な判断をすべきという反対の意見があった一方で、市が説明責任を果たしていないことから、「当事者との対話を丁寧にやり直すべき」との意見が多数あり、請願第1号の採択に至りました。
令和8年3月定例会では、請願第2号「奈良市クリーンセンターの建設計画を一旦白紙に戻し、基本的に見直すことを求める請願」も採択されました。この請願は、七条町、北之庄町、大和田町の3か所を候補地とするクリーンセンター建設計画策定委員会(以下「策定委員会」) からの答申を受け、七条町を選定した過程、公害調停及び策定委員会の答申の効力、焼却施設の建設コスト等について再検証を求めるもので、令和7年9月定例会に提出され、市議会の「ごみ焼却施設等検討特別委員会」で慎重に審査が続けられてきました。
採決に当たっては、候補の3地区は策定委員会において総合評価点が高かった上位3地区であるため、公正・公平に3地区を調査すべきであるとして請願に反対の意見があった一方で、七条町の住民の理解が十分に得られていない状況の中、住民の不信感と分断が深まることを避けるためにも、請願に賛成して七条町を候補地から外すべきとの考えが示され、請願第2号は採択されました。