
問 本市のドクターカーは平日昼間のみの稼働で、夜間・休日は運用を休止しており、市民からは、命が守れないのではとの切実な声が上がっている。実際に事故現場への出動が遅れ、救命が運に委ねられた例もある。市民の命を危険にさらす現状を放置してよいのか。24時間365日の体制整備に踏み出すべきではないか。
そこで、令和6年のドクターカーの要請件数と実際の出動件数、そして今後運用を改める考えについて問う。
市長 令和6年のドクターカーの要請件数は84件、実際の出動件数は33件であった。
医師の確保が困難であることと財政的な制約が課題であり、現時点での運行拡大は難しい。ドクターヘリや広域的な医療連携で補完を図ることが現実的と考えている。
意見 市民の命を守ることは行政の仕事であり、あえて広域消防から脱退した市長に責任がある。奈良市民だけが命を運任せにされる状況を直視すべきだ。市民の命を守る最後のとりでとして、本市でも大和郡山市や天理市と同様に24時間365日稼働できる体制の実現を強く求める。
本市で運用しているドクターカー